カメラ初心者へカメラの設定で悩んでいませんか??
今回はミラーレス、一眼レフで写真を撮る際に設定する必要があるISOについてのお話です。
初心者さんにわかるよう解説していきます。
国際標準化機構のことじゃないよ♫笑
ISOってなんだろう、、、?
ISOっていうのはカメラが光に対してどれだけ敏感に反応するかを示す数値のことで
平たくに言うと、カメラの感度を表しています。
写真を撮るときにカメラのセンサーが明るさを感知してくれます。
暗いとカメラが感じたらISOは高くなり、明るいと感じたらISOは低くなります。
カメラの設定で光に関わる設定でISO以外にもF値、シャッタースピード、ホワイトバランスがあります
明るい写真を撮りたい!
だったらISO爆上げすればいいんじゃない?と思っていては大きな落とし穴が、、、
ISOを操作するとどうなるの?
ISOを操作するとどうなるか
- ISOを上げると
暗い場所でも明るく撮影できる
シャッタースピードを速くできる
画質が粗くなる(ノイズが増える)可能性がある
- ISOを下げると
明るい場所での撮影に適する
画質が綺麗になる
シャッタースピードが遅くなる(手ブレしやすい)
画質が粗くなると現像した時にザラザラ部分がどうしても気になってしまうよね。レタッチであえてノイズを加えたりすることもあるけど、初心者さんはまずノイズが出ないようにカメラの設定ができるようになった方が絶対いいよ!
街で実際に撮ってみた
実際に名古屋の街で撮ってみました。スナップなのでポートレートではないです。
参考として使用した機材は
RF35mm F1.8 マクロ IS STMにブラックミスト No.05を装着しています。
SS | 1/200 | 1/400 | 1/500 |
F値 | 2.8 | 3.2 | 4.0 |
ISOを 100 / 400 / 1000の3段階です
昼間の円頓寺商店街です天気は曇りでした。
SS 1/200 F値2.8
SS 1/400 F値3.2
SS 1/500 F値4.0
実際陽が入ったところではISOは100でも十分。
400だと少し白ボケが気になる。ISO1000となるとかなり白飛びが気になる。
ブラックミストを装着することで光がふわっとした描写になる
シーンによってISOの使い分けが重要になりますね。カメラやレンズに左右されるのである程度は知識として押さえておかないと、設定そのままでレンズ交換した時に、あれ?がなくなってスムーズに撮影することができるね!
夜もスナップしてみた☆
名古屋市北区の黒川駅近辺をぷらぷらしていました。
下の写真は
SS | 1/40 | F値 | 1.8 |
です。この設定だと脇を締めて撮らないと手ブレした写真になってしまいます。こんなときはISOに頼ってみるといいですね。
SS | 1/100 | F値 | 2.8 |
夜間だと街灯があればISOをめちゃくちゃあげる必要もないけど、あかりがなく暗いところではやっぱりISOに頼るしかないため必然的に感度をあげてしまう。
あげすぎるとノイズが出て作品がざらざらしてしまう。
手持ちで夜写真を撮るならISOは400〜6400を目安に考えましょう。
F値が低いレンズがあれば一番低い状態で撮影して、できるだけ明るいところで撮影することがおすすめ!被写体が激しく動くようならISOは6400〜12800まで上げなければ難しいでしょう。そのときはノイズが出るのは覚悟です!
そもそもISOを上げることでなぜノイズが発生してしまうのか
少し疑問に思う方がいると思うのでなぜノイズが発生してしまうのかのお話です
理由
光が少ない状況で感度を上げるということは、微弱な光信号を増幅して処理していることになります。この信号増幅の過程で、ノイズと呼ばれる不要な情報も一緒に増幅されてしまうのが原因
つまり光情報をカメラが引き出す際にいらない情報(ノイズ)も拾ってきてしまうので発生してしまう。
また、ノイズが発生する要因が下記の通り。
熱ノイズ | カメラのセンサーは電子部品で構成されており、動作時に熱が発生します。この熱が電子回路に影響を与え、ランダムな電気信号が発生します。 |
読み出しノイズ | 画像データをデジタル化して読み出す際に、センサーや回路の特性によって発生するノイズです。 |
量子ノイズ | 光は粒子性を持つため、光の量が少ないと、センサーが捉える光の粒子の数が少なくなり、画像に粒状のノイズが発生します。 |
ノイズの種類と特徴として
ランダムノイズ: 画像全体に均一に発生する、細かい粒状のノイズです。
バンドノイズ: 特定の周波数成分のノイズで、画像に縞模様のようなパターンが現れます。
カラーノイズ: 色のバランスが崩れて、画像が不自然な色合いになるノイズです。
ノイズを減らす方法は??
ISOとノイズの関係がなんとなくわかってきたならとても嬉しいです。
結局ノイズがない写真を撮るにはどうすればいいのかまとめました。
ISO感度を下げて撮影する
これを上記で紹介していますがこれが一番手っ取り早い。ISO感度を下げることでノイズを減らすことができるので
なるべく明るい、光が入るところで撮影してF値を下げてSSを遅くするなど工夫が必要です
三脚を使う
手ブレを防ぎ、シャッタースピードを遅くすることで、低いISO感度で撮影できるのでF値を下げれるだけ下げれて撮影が可能です。したがってより多くの光を取り込むことができるため、ISO感度を下げることができます。
ただしこれに限っては動くものを撮影するのが不向きなので子供を撮影なんて不可能です。
ノイズリダクション機能を使う
カメラのノイズリダクション機能を利用することで、撮影後の画像処理でノイズを軽減できます。ただし、画質の劣化を伴う場合があります。
上記のことを考えるとISOだけの知識でノイズを抑えた写真を撮ることは難しいと思っちゃいますね。でも何事も一つ一つ理解していくしかない。自分の満足ができる写真が撮れるまでは
余談だけど、新人研修で守破離の話が出てまさしくカメラにも通じることがあると記事を書いてて実感しました。
まずは基礎を身につけそれを守ること。ですね。そこから自己流に派生していけばいい。ただ知識があった上での自己流ですのでね。これからも勉強です。
でも写真ってその時のその時代の流行に乗る傾向すごく強いよね。
InstagramなどのSNSの普及具合がすごいからか。
最後に
今回は初心者さんにもわかるようにISOのお話でした。
夜の写真を撮るとなると正直キットレンズで挑むのはむずかしいです。ですので単焦点レンズだったり
F値が統一されているズームレンズを使うのが無難と考えます。それか外付けのストロボをしようしてみる事だったり
三脚を使ってブレないよう工夫することが必要です。なんでも機材を揃えればいいものではないので
手持ちで撮影できる限界を探してみてください。もう苦しいとなったら三脚やストロボなど購入する
ますは自分の限界を知ることが大切です。
沼にはハマらないように。笑
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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